正しい家計管理を実践。ステップ6 : 年間予算を立てる(支出予算編)
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ステップ2で作った「収支実績表」を元に、1年間の支出予算をたてていきます。
収支実績表に記入した実績の金額を見ながら予算組をしていきます。
最初に言っておきますが、最初に予算を立てた時点では、予算オーバーしていても問題ありません!いったん予算をたててから、あとでじっくり考えていきましょう!
それでは、こちらに記入して、試しに予算を組んでいきましょう。
「正しい家計管理」より引用
預金(強制預金額)を決める
預金=義務だと思って、5,000円でも10,000円でもいいので、毎月必ず実現できる預金額を記入します。
(本来なら将来を見据えてライフプランを立てたうえでじゃないと正確な額は出ないのですが、今は「預金の習慣化」が目的なのでいくらでもいいそう。)
管理不能支出を記入する
管理不能支出とは?
契約によって支払いが強制されている支出のこと
費目の例(ユウカリ家の場合)
住宅ローン(80,000円)
塾代(20,000円)
定期投信(20,000円)
習い事(15,000円)
毎月だいたい同じように出ていくもの
水道代(5,000円)
電気代(15,000円)
携帯代(10,000円)
ネット代(5,000円)
通勤交通費(10,000円)
費目を決めて、金額を記入する
支払いが強制されている=すでに決まっているものなので、ステップ2で作成した実績をもとに記入していきましょう。
管理可能支出を記入する
管理可能支出とは?
支払いに強制力がなく、毎月増減する支出
費目の例(ユウカリ家の場合)
かなりざっくりです(^-^;
食費・日用品費(55,000円/月)
娯楽・外食費(13,000円/月)
その他(20,000円/月)
費目を決めて、金額を記入する
ここ、重要で一番楽しいところです♪
市販の家計簿だと、食費・日用品費・被服費・通信費など細かく費目に分かれているものが多いですが、正しい家計管理では以下のルールにしたがい、予算を立てます。
費目は5つ以内
費目が多すぎる→管理が面倒
費目が少なすぎる→後から振り返った時に何にいくら使ったのかわからない
程よい費目数を自分で決めましょ。
行動計画をもとに費目を決める
行動計画をたてます。自分たちはこの一年間、一体何をしたいのか、そしてそれにいくらかかるのかを考え、それを費目にして予算計上します。
誰かに決められた費目でお金を管理するのではなく、自分たちの「やりたいこと」「ほしいもの」を考えて予算を組むから楽しいのです。
例えば、ユウカリ家では家族で外食に月に1度は豪華に行きたい!ということで、娯楽・外食費として13,000円の予算をたてました。
以前は、外食費を食費のなかに入れていたので、食費が厳しくなってくると、外食をあきらめないといけないということがありました。
外食費を予算計上しておくことで、堂々と外食にお金を使えるようになりました。
後から知りたい支出を費目にする
将来振り返った時に知りたい費目にする。
費目の例いろいろ
インテリア費
カフェ費
書籍費
おしゃれ費
スィーツ費 などなど
費目が決まったら、金額を決めて記入する
金額を決めるときは、1年の行動計画をシミュレーションし、かかる金額を予測して記入してください。
でもあまり細かく出そうとすると疲れてしまってイヤになるので、あまり考えすぎないように。
念のために少し多めに計上しておけるといいですね。
特別支出を記入する
ステップ4で算出した「特別支出」の年間予算と月次予算(年間予算÷12カ月)を忘れずに記入しておきましょう。
収支差(収入計-支出計)をだしておきます
この時点でマイナスになって予算オーバーしてもOKです。
次回は、この予算オーバーへの対処を考えていきます。