正しい家計管理を実践。ステップ5 : 年間予算を立てる(収入予算編)
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ステップ5と6では、1年間の収入予算と支出予算を立てていきます。
まずは、それぞれの予算を立てる目的を理解しましょう。
収入予算:支出できる上限額を知ることが目的
支出予算:支出する前に支出をコントロールすることが目的。
収入予算をたてることで、使ってもいい金額が見えてきます。あたりまえのことですが、入ってくるもの以上には使ってはいけないのです。
そして、支出予算をたてることで、支出する前にどんなことにお金を使うのかを決めてしまい、お金の使い方と金額をコントロールします。
無駄なことにお金を支出せず、本当に自分や家族にとって「価値あること」にお金を使えるようにすることが目的です。
支出をしてしまってから、それを記録するという、従来の家計簿のつけ方では、反省をしたり節約したりすることはできても、本当の意味で家計の管理はできていません。
家計も国や会社と同じで、まずは予算をたてて、それから予算どおりに支出するというのが「正しい家計管理」のやり方です。
収入予算を立てる
「正しい家計管理」より引用
この表をステップ4で作った、「予算・収支ノート」の3ページ目に貼り付けて、記入していきます。(手書きでもOK)
①昨年度の手取り収入を「給与」に記入します。注)ここにボーナス額は含めない
算出の方法はA~Cのいずれかやりやすい方法でしてください。私はちなみに通帳を見て記入しました。
A. 源泉徴収票の「支払金額」-「源泉徴収税額」および「社会保険料等の金額」を差し引いた額 - ボーナス手取り額
B. 預金通帳への給与振込額 ×12か月分
C. 給与明細の「差引支給額(手取り額)」×12か月分
②ボーナス額を記入します。
ボーナスの手取り額を記入します。こちらも通帳をみて記入しました。
③臨時収入・パート代を記入します。
・パート代の手取り額
・児童手当
・保険の割戻金 など
④昨年から変化した状況を織り込み、①から③の金額を見直す。
定期昇給があって増えることが見込まれる場合は、収入予算を増やしてもいいですし、念のため昨年と同様の収入を予算としてもいいと思います。
ユウカリの旦那様は、基本定期昇給がある会社にいますが、収入予算は増やさず、昨年の収入をそのまま今年の予算としています。
転職などで収入が減ることが予想される場合は、必ず収入予算も減らして記入してください。
これで年間収入予算は出来上がりです。
この合計金額が支出の上限額ということになります。
では、次回は支出予算をたてていきましょう。